2015年06月12日
FBページにてPS4『Bloodborne』制作秘話連載開始!
3月末に世界中で発売になり、セールス・評価ともかなり高いSCE×フロム・ソフトウェアによる新作ゲーム『Bloodborne』の日英翻訳を担当しました。
本作は、ディレクターの宮崎英高氏の方針で、日本版もセリフがすべてイギリス人俳優による英語の音声で日本語の字幕が付くというスタイルになっています。フロッグネーションでは、宮崎さんによる日本語のセリフ原案を元にした英語の脚本の制作、英語ボイス収録のプロデュース、インゲームテキストの日英翻訳、関連して英語から欧州言語へさらに翻訳される際の監修や助言を行いました。
発売からしばらく経ち、ゲーム内容については様々なメディアやプレイヤーによってすでに多くが語られているので、今回Facebookの連載記事では、長い開発期間のあいだ我々が経験したゲーム翻訳にまつわるよもやま話を、周囲のゲーマーから募った質問をもとにQ&A形式で投稿していきます。
2015年03月25日
FrognationのFacebookページがオープン
3だいぶ遅ればせながら、ようやくフロッグネーションのFacebookページが公開されました。フロッグネーションの関わったお仕事の紹介はもちろん、翻訳にまつわるトピックや、海外で注目される日本のコンテンツなど、ローカライズ、言葉、翻訳といった視点でいろんな記事を発信していきたいと思います。お楽しみに。
ぜひ、「いいね!」してください。
2014年03月11日
『DARK SOULS II(ダークソウル2)』 日英翻訳
前作『DARK SOULS(ダークソウル)』に引き続き、本編英語ボイスのキャスティング&ディレクション、スクリプト翻訳、そして海外ローカライズ用のテキスト翻訳を担当した『DARK SOULS II(ダークソウル2)』が発売しました。
およそ1年間に渡り製作に参加し、前作含めて思い入れの深いタイトルです。さらに、発売後は国内外のメディア、プレイヤーの皆様にご好評を頂けて感無量です。
UKスタッフのIanくんは2週間ほどでクリアしてしまったそうですが(すごい!)、私はまた1年ほどかけてじっくり探索していこうと思っております。
(小高)
発売日:2014/3/11
プラットフォーム:PlayStation 3/XBOX360/PC
開発元:フロム・ソフトウェア
発売元:フロム・ソフトウェア(日本)/バンダイナムコゲームス(海外)
2013年09月05日
『パペッティア』(PS3) 日英翻訳
フロッグネーションが日英翻訳を担当した『パペッティア 』が発売中です。
こちらのタイトルは日本版をお買い上げ頂いた方でもディスク内に英語版データが収録されているため、PS3のシステム設定言語を「英語」に変えることで簡単に英語版もお楽しみ頂けます。
ゲームでありながら「演劇」として展開され、画面のあらゆる場面に仕掛けがあり、他に類を見ないレベルの創造性にあふれた美術や演出、軽妙なセリフ回し、ハサミアクションの爽快感がとても魅力的な2Dアクションです。
パペッティアは比較的初期から参加させていただき、また、弊社で仕事を初めてからもっとも長期にわたって参加させていただいたタイトルなのでとても思い入れがあります。しかし、そんな個人的愛着を抜きにしても本当に驚きと楽しさにあふれた素晴らしいゲームです。
(小高)
発売日:2013/9/5
プラットフォーム:PlayStation 3
開発元:SCEジャパンスタジオ
発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア
2013年05月03日
『 SOUL SACRIFICE (ソウル・サクリファイス)』 UK 版 日英翻訳
PSVita ソフト『SOUL SACRIFICE (ソウル・サクリファイス)』 UK 版の日英翻訳を行いました。
発売日:2013/5/3(UK版)
プラットフォーム:PSVita
開発元:マーベラスAQL/SCEジャパンスタジオ
発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
2012年06月26日
Cinefex No.25(日本版)6月27日発売!
『Cinefex(日本版)』の25号が明日発売されます。
今回、フロッグネーションが翻訳したのは巻頭記事『火星の月の下で(Under the Moon of
Mars』。『アバター』や『スター・ウォーズ』など多くの世界的ヒット作品に影響を与えたといわれるSF古典小説の映画化『ジョン・カーター(John Carter)』についての特集です。
Cinefex No.25
紹介ページより:
火星の月の下で(Under the Moon of Mars)
膨大な数のデジタル・クリーチャーを登場させ、真実味のある異星を表現したファンタジー・アドベンチャー
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが、ピクサー・アニメーション・スタジオによる アカデミー賞受賞アニメーション映画『ファインディング・ニモ』や『ウォーリー』の監督である フィルムメーカー、アンドリュー・スタントンと組んだ時、 スタントンの原作への愛情によってプロジェクトは新たな方向性を持つこととなる。
文=ジョー・フォーダム/訳=甲斐亜咲子+渡辺健吾(frognation)
『Cinefex(日本版)』とは:
VFX(ビジュアルエフェクツ)やCGiなど、ハリウッド映画の最新映像技術を紹介する専門雑誌。日々進化するハリウッドの映像技術を一作品約40ページに渡り詳しく紹介。FNでは毎号1作品を担当し、専門用語や特殊な表現が多い記事を正確かつ読み物として違和感のないなめらかな文章に翻訳しています。
『DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION』発売決定&『EDGE』で『DARK SOULS』ローカライズについてのインタビュー掲載!
『DARK SOULS』に新規要素を追加した『DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION』が、2012年10月25日発売予定です。
オールインワンパッケージのPC版、PS3版、およびオリジナル版購入者向けのDLCの3つが用意されています。
日本版に先駆けて発表されていた、欧米向けPC版『DARK SOULS PREPARE TO DIE EDITION』のリリース情報とも連動して、イギリスのゲーム雑誌『EDGE』2012年7月号、およびEDGE Online紙上(英語記事URL)で、フロム・ソフトウェア宮崎英高氏と弊社ライアン・モリスへのインタビューが掲載されました。
以下に内容をまとめておきます:
・もともと、西洋の中世ファンタジー小説や、ゲームブックなどのファンだった宮崎氏の「『Demon's Souls』のボイスにはイギリス人俳優をキャスティングしたい」という願いから、イギリスにも拠点をおくフロッグネーションに白羽の矢が立った。
・その後『DARK SOULS』でも、本編英語ボイスのキャスティング、ボイスディレクション、スクリプト翻訳、そして海外ローカライズ用システムテキストの翻訳を担当することに。
・「ゲーム制作はコラボレーションだと思っているし、それが楽しい。自分の原案に対して、フロッグネーションや、他のスタッフから、いろいろな反応やアイデアがあがってくることは有難いです」と語る宮崎氏。やりとりの中で、英語翻訳版が日本語版原稿に影響をおよぼすこともあった。
・宮崎氏も、モリスも、西洋ファンタジーや日本のポップカルチャーへの愛があり、ともにゲーマー同士ということもあって、お互いの話が通じやすかった。
・モリス:「宮崎氏との関係のように、綿密なやりとりや文脈の共有はとても大切」
・「プレイ中、日本のゲームだということを忘れてしまう」という感想も多い本作は、そういった関係性が功を奏した結果だろうか。
・モリス:「ローカライズの質が直接のセールスに貢献しているというデータはないですが、不自然なテキストはプレイヤーを『現実』に戻してしまう。ゲーム製作者の方々には、テキストの重要性も考えてほしいですね」
2012年06月07日
『 TOKYO JUNGLE (トーキョー・ジャングル)』 UK 版 日英翻訳
PS3 ソフト『TOKYO JUNGLE(トーキョー・ジャングル)』 UK 版の日英翻訳を行いました。
発売日:2012/6/7
プラットフォーム:PlayStation 3
開発元:クリスピーズ/SCEジャパンスタジオ
発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
2012年03月27日
Cinefex No.24(日本版)発売中!
『Cinefex(日本版)』の2012年3月号が発売中です。
今回、フロッグネーションが翻訳したのは巻頭記事、『鋼の仕事師(STEEL
WORKS)』。「父と子」「負け犬の再挑戦」というオーソドックスなストーリーを描きつつ、VFXを駆使した鮮やかなアクションで観客を魅了した『リアル・スティール(Real
Steel)』についての特集です。
文=ジョディ・ダンカン・ジェサー/訳=甲斐亜咲子+渡辺健吾(frognation)
Cinefex No.24 日本版 −リアル・スティール−(Amazon.co.jp)
『Cinefex(日本版)』とは:
VFX(ビジュアルエフェクツ)やCGiなど、ハリウッド映画の最新映像技術を紹介する専門雑誌。日々進化するハリウッドの映像技術を一作品約40ページに渡り詳しく紹介。FNでは毎号1作品を担当し、専門用語や特殊な表現が多い記事を正確かつ読み物として違和感のないなめらかな文章に翻訳しています。
2012年02月09日
PS3配信ソフト『MALICIOUS』UK版
2012年2月8日、フロッグネーションがゲーム内テキストの翻訳を担当した『MALICIOUS』UK版が発売されました。
ワンプレイを短時間に詰めながらも、中世ファンタジー調の美麗なアートやサウンドと、爽快な戦闘が気軽に楽しめるハックアンドスラッシュアクションゲームです。
PlayStation Networkからのみの販売ながら、高評価を集め、現在はPSVita版も開発中とのこと。
まだまだ、ゲーム内では語られないストーリーがあり、iPhoneアプリとしてデジタルノベル「MALICIOUS another story
-誰が為の歌-」も出ているので、今後より大きいタイトルになっていくかもしれないですね。
Release date: 8 February 2012 (日本版2010/10/27)
2011年10月17日
スペースチャンネル5 パート2
現在新作『Child of Eden』が好評発売中の水口哲也氏(キューエンタテインメント)。氏が手がけた名作音楽ゲームの一つである『スペースチャンネル5 パート2』の英語版スクリプトにはFrognationも参加していました。この作品が、最近、リマスター復刻版として、日本・欧州・北米各地域で、PlayStation Network、Xbox LIVEからダウンロード購入出来るようになっています。ぜひ遊んでみてください。
2011年10月12日
世界が熱狂『DARK SOULS』
10月4日に北米版・10月7日に欧州版が発売された『DARK SOULS』。
各地での発売から約一週間が経ち、世界中で好評の声が上がって来ました。関わったスタッフとしてとてもありがたいです。
なかでも、Kotaku JAPANの翻訳記事、
『ダークソウル』に痛めつけられて大喜び! 海外メディアのドMレビューまとめ
は、その秀逸な記事タイトルもさることながら、Strategy Informer, Game Informer, Eurogamer, Edge, Gamespot, The
Telegraphのレビューが面白くまとめられており、ナイスです!
※ヘタレゲーマーの筆者もだんだんこの辛さがクセになってきました。