2012年06月26日

『DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION』発売決定&『EDGE』で『DARK SOULS』ローカライズについてのインタビュー掲載!

 『DARK SOULS』に新規要素を追加した『DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION』が、2012年10月25日発売予定です。

 オールインワンパッケージのPC版、PS3版、およびオリジナル版購入者向けのDLCの3つが用意されています。

 日本版に先駆けて発表されていた、欧米向けPC版『DARK SOULS PREPARE TO DIE EDITION』のリリース情報とも連動して、イギリスのゲーム雑誌『EDGE』2012年7月号、およびEDGE Online紙上(英語記事URL)で、フロム・ソフトウェア宮崎英高氏と弊社ライアン・モリスへのインタビューが掲載されました。

以下に内容をまとめておきます:

・もともと、西洋の中世ファンタジー小説や、ゲームブックなどのファンだった宮崎氏の「『Demon's Souls』のボイスにはイギリス人俳優をキャスティングしたい」という願いから、イギリスにも拠点をおくフロッグネーションに白羽の矢が立った。

・その後『DARK SOULS』でも、本編英語ボイスのキャスティング、ボイスディレクション、スクリプト翻訳、そして海外ローカライズ用システムテキストの翻訳を担当することに。

・「ゲーム制作はコラボレーションだと思っているし、それが楽しい。自分の原案に対して、フロッグネーションや、他のスタッフから、いろいろな反応やアイデアがあがってくることは有難いです」と語る宮崎氏。やりとりの中で、英語翻訳版が日本語版原稿に影響をおよぼすこともあった。

・宮崎氏も、モリスも、西洋ファンタジーや日本のポップカルチャーへの愛があり、ともにゲーマー同士ということもあって、お互いの話が通じやすかった。

・モリス:「宮崎氏との関係のように、綿密なやりとりや文脈の共有はとても大切」

・「プレイ中、日本のゲームだということを忘れてしまう」という感想も多い本作は、そういった関係性が功を奏した結果だろうか。

・モリス:「ローカライズの質が直接のセールスに貢献しているというデータはないですが、不自然なテキストはプレイヤーを『現実』に戻してしまう。ゲーム製作者の方々には、テキストの重要性も考えてほしいですね」

Posted by fn : 2012年06月26日 17:00 | Trackback